2016年 7月

憲法改悪阻止、脱原発・再稼働を許さない
次のたたかいへ取り組みを強化しよう!

 社民党は、3年前の前回より比例区票を全体で約30万票を増やしたものの、改選2議席を死守できず、当選は福島みずほ副党首1名のみで、吉田忠智党首落選という極めて厳しい結果となりました。

 全体の選挙結果は、自民・公明に過半数を与え、自民・公明・おおさか維新及び非改選の改憲容認議員を合わせると、改憲発議に必要な3分の2を超えてしまいました。今後は、安倍政権によって、国民の思いとは別に、憲法改悪にむけた改正議論が強行されます。国民世論に訴えながら、何としても「憲法改悪」を阻止しなければなりません。

 県内では、県選挙区候補・柴田未来氏(無所属)との連携を強める中で、「比例区は、社民党(吉田ただとも、福島みずほ)」、「選挙区は、しばた未来」を取り組みました。
とりわけ、戦争法の廃止への市民の声と取り組みが広まる中で、「野党総本家・社民党」を前面に平和を訴え、「福島みずほ応援団@石川」を組織するなど、市民運動との連携に力を注いできました。

 結果は、県内比例区票12,202票を獲得し、前回13年参議院選挙の9,329票から2,873票増加することができ、得票率も前回1.87%から2.36%と僅かですがアップしました。これまで14年衆議院選挙での比例代表票7,839票を最低に低落傾向に歯止めがかからなかっただけに、その意義には大きいものがあります。

 同時に、今回の野党統一候補とした県選挙区・柴田未来氏のたたかいは、野党共闘と市民運動との連携が、政権批判の受け皿として一定の役割を果たしたといえます。
 したがって、県内では次のたたかいにむけて、厚い保守地盤を打ち破るために、各地域の実情に見合った柔軟性を持った野党共闘と同時に、市民運動との連携態勢の確立を前進させなければなりません。そして、自民「一強」による、議会制民主主義と立憲主義の破壊に対抗するために、幅広い勢力の結集を日常から意識して構築していくことが急務です。

 社民党石川県連合は、社民党へ期待を寄せていただいている県内の多くの皆様の声にこたえるためにも、しっかりと参院選挙総括を行い、さらに、日常の活動を強化し、次のたたかいに備える決意です!

2016年7月20日

社会民主党石川県連合
代 表  盛本 芳久