野党共闘でアベ政治と対決
~社民党石川県連合躍進パーティー~
党県連合は、12月11日(日)に金沢市・金沢都ホテルで「社民党県連合躍進パーティー・野党共闘でアベ政治と対決」を開催した。
第1部の講演会は、党幹事長 又市征治参議院議員が「今後の政局動向と私たちの課題」をテーマに講演した。又市征治幹事長は衆議院解散・総選挙について、東京都議選や衆議院の区割りが来年行われ、年末に安倍首相が真珠湾へ行けばまた支持率が上がる。「1月23日解散、2月19日投開票が予想される」とし、総選挙への準備を急がなければならないと強調した。そのためにも小選挙区での野党共闘の一層の強化の必要性を訴えた。連合との関係では、「野党共闘がぎくしゃくして喜ぶのは自民党だけで、野党共闘の否定は、自民党を応援することと同じだ」と述べた。
また、共産党が求める政策協定や相互推薦については否定的な考えを示し、「共産党が来てプラスの選挙区もあれば、そうでない所もある」として、「選挙区に合わせた柔軟な対応が必要」と指摘。
社民党の存在理由については『「憲法改悪を阻止」し、「平和・自由・平等・共生」の理念を不断の運動を通じて実現をしていくこと。そのために社民党は今度の選挙で、小選挙区、比例で5議席の確保を目指し、北信越では富山県、新潟県、長野県で候補者の擁立に努力している』とした。
講演の第2は、渡辺英明 新潟県連合幹事長が「新潟知事選をこうたたかった」と題し、米山知事を勝利させた県知事選挙の舞台裏を紹介した。
選対事務局長を務めた渡辺幹事長は、6万3千票差の勝因を「1.戦略が全て奏功した。とりわけ原発再稼働問題を争点化でき、再稼働反対が64%、そのすべてが米山さんに(共同出口調査)。2.自公支持層の20%、無党派層の68%から得票した。3.参院選で培った市民と野党の共闘がうまくいった」ことが報告された。
第2部の躍進パーティーで盛本芳久県連合代表は、「働く人や生活者の立場の政治を実現するうえで、社民党が要になる役割を果たしていく」と決意を述べた。衆院石川3区、1区に出場予定の民進党・近藤和也氏、田中美絵子氏も駆けつけあいさつし、宮下登詩子県連合顧問の発声で乾杯した。