3月4日、金沢地方裁判所で「志賀原発を廃炉に!訴訟」の第3回口頭弁論が行われた。
福島から避難している浅田真理子さんと宮田秀晴さん、二人の原告から意見陳述が行われ、福島第一原発の事故が、人間らしい普通の生活を一瞬にして奪ってきた現実と、それに対する悲しみと怒りが訴えられた。浅田さんの訴えに合わせ、法廷内に映し出された自宅周辺の写真の美しさは、心打つものだった。
続いて東弁護士から、志賀原発運転の必要がないこと、放射性廃棄物の処分の見通しがないこと、また、川本弁護士からは、震源が特定されない地震の規模の想定を既往最大M7.3にすべきだとの陳述が行われた。
被告北陸電力は、活断層調査についても、この裁判についても引き延ばしを図っているようだ。政権の動きが再稼働へと傾いて行く中、情勢の変化を見ているようである。
裁判とともに、市民運動、議会、それぞれの取り組みの強化が必要だ。
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