【12.8戦争をゆるさず平和を考え行動する会2023年集会】12月6日

 

1941年12月8日の太平洋戦争開戦の日を節目として「12.8戦争をゆるさず平和を考え行動する会2023年集会」を毎年開催してきています。山本由起子社民党女性局長が実行委員として参画し、盛本芳久社民党県連代表が連帯の挨拶を述べました。

 

今年の講演(オンライン)の講師は、清末愛砂さん(室蘭工業大学大学院教授/憲法学)。演題は「平和に生きる権利は国境を超えるーパレスチナとアフガニスタンにかかわってー」。

清末さんは、23年間にわたり、ガザのNGOと連帯した活動や絵画教室にも関わってきていらっしゃいます。歯切れのよい口調で参加者に多くの示唆と感銘を与えてくださいました。

 

日本国憲法の前文に謳われている平和的生存権の主体は「全世界の国民」である。

憲法研究者である<わたし>にとってのガザ入りの意味は、封鎖と黙認への挑戦・抵抗であり、憲法研究者としての矜持である。

「ガザが占領下で長年封鎖されてきた」という事実を忘れてはならない。過去16年の封鎖は「緩慢な窒息作戦」であり、現在は「あからさまな・急速な窒息作戦・根絶やし作戦・追放作戦」であり、「集団の破壊を意図するジェノサイドの道」である。

日本国憲法に基づき日本政府がすべきことは、自衛権の行使を前提にして、ガザの人道危機への対応をすることではない。「全世界の国民の平和的生存権」に基づき、ガザの人々が強いられている「恐怖」と「欠乏」をなくす行動をすることであると訴えられました。

#清末愛砂 #日本国憲法 #平和的生存権 #ガザ