能登半島地震社民党現地災害対策本部ニュース NO3 

能登半島地震社民党現地災害対策本部ニュース

NO3    次回1月16日(火)14時

発行:社民党石川県連合 金沢市芳斉2丁目15-15第1奥野ビル2F 

2024.1.12   

TEL076-233-3360 FAX076-233-3391 
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第2回社民党能登半島地震現地災害対策本部会議報告

日時 2024年1月10日16時   場所 社民党石川県連合

(盛本代表)県の情報

・2次避難を金沢以南で受け入れているが、金沢がもっと引き受けてほしい。

・受験生の手当はできている。今週末の受験は可。追試もある。

・福祉施設の入所者は厚労省が責任を持って2次避難する。

 

・外国人労働者は横移動させる。雇用調整助成金の対象にもなっている。

・避難所が劣悪な状況。地元を離れたがらない。説得中。

・道路は、国に直してもらう。

(浅野副代表)羽咋の状況

・ほぼ断水は解消した。・道路がひどい。建物の赤紙もかなりある。

・民間の見なし仮設の利用が柔軟にできていない。

・津波でグランピングが壊滅。ごみもひどい。かなり隆起した住めない家が多い。仮設が必要。

・門前にボランティアグループと協力して物資を輸送した。トイレも民間ボランティアと輸送する。

(松本宝達志水町議)宝達志水町の状況

・いくつかの地域がひどい状況。住めないところもでてきている。・停電はなかった。断水もほぼ解消した。・避難している方は40名程度。

 

 

(北野元珠洲市議)珠洲の状況

・孤立集落の支援はボランティアに頼る部分がある。自衛隊もいけているのか?集落ごとに孤立している状況がある。・屋根にブルーシートをかける業者がいない。ブルーシートはあってもかけれない。・道路をなおす業者がいない。大阪万博を止めて業者にきてほしい。

・市長が2次避難に積極的でないように感じるのが残念。

・支援の相談窓口がどこかわからない。広域な被害なので、県がしっかりしてほしい。

(清水副代表)内灘の状況

・ひどい状況が認識されていなかったが、ようやくマスコミ報道等で被害状況が広がっている。

・家屋の損壊状況などが調査されていない。北部地域等は断水も続き上下水道が壊れている。

・県道は開通しているが片側通行になっているところもある。

・罹災証明は約1000件。・県営住宅を仮設にしようとしているが、進んでいない。賃貸型応急住宅を活用している。・避難者130人。感染症も発生している。仮設住宅も作る予定。

・学校が断水しており始業ムリ、他学校の空き教室を使う。通学は、スクールバスで運行する。

・職員は頑張っているが、人員が足りていない。インフルエンザ、コロナ感染者もおり、マンパワーが必要。人的応援がほしい。

(森副代表)金沢の状況

・田上新町の崩落。粟崎がひどい。液状化もあった。避難所も2箇所になった。

・粟崎の水道・下水がやられている。徐々に復旧している。学校も再開したが、トイレが一部しか使用できていない。・学校の視察をしてきた。在宅避難の方も視察した。

・2次避難所を金沢でしっかりとやらないといけない。

(山本女性局長)七尾の状況

・断水が解消していない。市内では5%しか解消していない。選択できないので、羽咋のコインランドリーを利用している。・学校も断水しているので、再開できていない。

・ディサービスも再開できない。

(山口幹事長)白山の状況

9日現在 10組の転校があった。

(坂本金沢市議)能登町の状況

・断水がひどい。SNSの情報に右往左往している。

被災地の党員の状況いついて

・亡くなった情報なし。

・社会新報は能登の方は停止。七尾支部は角三さんが社会新報を持って党員訪問し、確認している。

志賀原発について

・震度6強・7で警戒事態なので、国は会議を立ちあげたが、すぐ解散したのは問題。県は警戒事態で会議を立ちあげたのか?確認が必要。警戒事態の際の計画があったが、破綻している。

・モニタリングポストがどうなっているのか、確認し公表することが必要。

・地震動の全データの公表が必要。・現地の視察や北電の本社への申し入れなども必要。

県への要請について

・全国連合の内閣府、各省庁ヒヤリングと要請、現地の各地域の状況報告、長野県連合・布目さんの助言を踏まえて県への要請書を作成する。12日に馳知事に提出し、マスコミへもリリース。

 

 

2024年1月12日

石川県知事

馳 浩 様

                      社会民主党石川県連合

代表 盛本 芳久

(公印省略)

 

能登半島地震の被災地支援についての要請

 

2024年1月1日午後4時に発生した能登半島地震により、甚大な被害が発生しました。この間の能登半島地震に係る対応、支援、復旧への精力的なとりくみに敬意を表します。

社民党石川県連合は5日に対策本部を立ちあげました。そこでの議論と県民からの要望を踏まえ、現段階での要望について下記のようにまとめました。

つきましては、実施済み、実施中の事項もあるかと思いますが、県民から集まった要望です。是非とも真摯にご検討いただき、実施に移していただくよう要請します。

 

 

 

 

  • 避難所運営

○避難所の環境について、国際基準であるスフィア基準を念頭に改善を図ること。

○避難の長期化に備え、女性の声と視点を重視し、女性へ格段の配慮をすること。

○避難所に市町の職員を可能な限り配置し、避難者の状況把握に努めること。

○段ボールベッドや間仕切りを広く届け活用すること。

○仮設トイレを含めトイレ環境の早急な改善を図ること。

  • 2次避難の促進

○1.5次避難の要配慮者に自宅が全半壊の者や受験生等を加えること。

○2次避難所(ホテル、旅館)等の運用促進及び拡充をすること。被災者への情報提供と公的移動手段を確保すること。

  • 避難所外避難者

○在宅避難されている方や車中避難をされている避難所外避難者の把握と支援を行うこと。

  • 民間支援団体、ボランティアとの連携

○社協と連携の上、民間支援団体の連携会議を実施すること。

○民間ボランティアの可能な市町からの活動を開始すること。

○金沢以南でできるボランティアの募集と活動を開始すること。

  • 教育権の保障

○被災児童生徒に短期、中長期的な安心感を与える支援と情報とメッセー ジを発出すること。

○大学受験生、高校受験生の不安に寄り添う相談体制と具体的な支援を行うこと。

○学習や生活に関する相談体制を構築し、スクールカウンセラー等の配置を増やすこと。

○不足する、教科書、副教材、参考書、パソコン、タブレットを再給付すること。

○授業再開のため、被災地以外の自治体も含めて仮校舎を確保すること。

○被災地学校への教員、事務職員、スタッフ職員を加配すること。

○障害児へ適切なケアを行うこと。

  • 志賀原発

○県としての早急に発電所被災現場への立ち入り調査を行い、状況の詳細について説明を求めること。

○変圧器電源の複数系統確保等の復旧計画提示と対策の早期実施を北陸電力に求めること。

○故障したモニタリングポストの修繕、新規設置を急ぐこと。

○現状を踏まえ、最悪の状況を想定した原子力防災避難計画を早急に策定 すること。

○規制委員会に志賀原発2号機適合性審査の厳格化を改めて強く要請し、志賀原発を再稼働せずに廃炉の決定を求めること。

  • 避難所等での物品の要望

○各避難所入所者が不足を感じ、必要とする物品の掌握と供給を早期にで きるシステムを構築すること。

○具体的に要望を受けている物資

・男女下着(珠洲市)

・湯たんぽ、長靴、サンダル(珠洲市)

・ブルーシート(志賀町)

・おりものシート、吸水パッド、洗髪用ドライシャンプー、体拭き用ウエットシート(多数の市町)

  • アスベスト対策と被災ごみ

○古い住宅などに使用されているアスベストの被害を軽減するため、住宅の解体撤去や運搬の際に、アスベスト用防塵マスクの着用の徹底すること。ならびに、作業者へアスベスト被害の危険性の認識の向上を図ること。

  • 受援計画

○被災地となった場合、どのように支援を受けるのか事前の受援計画が重要。県主導で各市町と連携し、具体性のある受援計画の作成及び見直しし、支援の受入をすすめること。

 

以上