県連合の活動

能登半島地震社民党現地災害対策本部ニュース  

NO2    発行:社民党石川県連合 金沢市芳斉2丁目15-15第1奥野ビル2F  

2024.1.12  TEL076-233-3360 FAX076-233-3391
mail:syamin@gaea.ocn.ne.jp

《石川県災害対策本部1月11日16時発表資料》  

■死   者 213人(内災害関連死8人)  

 

■負 傷 者 567人  

 

■安否不明者 37人(前日比-15人)  

 

■全 半 壊 1918戸(前日比+104戸)  

 

■孤立集落  22地区2,562人  

【輪島市】大屋(149人)、河原田(25人)、鵠巣(320人)、町野(104人)、  南志見(219人)、西保(814人)、仁岸(7人)、小山(26人)、諸岡(61人)、上河内(7人)、小石(8人)、本郷(3人)、浦上(303人)、七浦(351人)等14地区2,238人  

【珠洲市】真浦(4人)、清水(8人)、仁江(3人)、片岩(37人)、長橋(50人)、大谷(209人)、6地区311人

【穴水町】解消  

【能登町】水滝(5人)、柳田信部(8人) 2地区13人合計  

 

■避難カ所、避難者数  

【珠洲市】67カ所5,379人(人口の52%)   

【輪島市】167カ所10,562人(人口の51%)  

【穴水町】44カ所1,884人(人口の34%)  

【能登町】62カ所2,409人 (人口の19%)  

【金沢市】6カ所192人 【七尾市】28カ所2,008人 【加賀市】解消  

【羽咋市】1カ所91人 【かほく市】2カ所42人 【津幡町】1カ所33人  

【内灘町】4カ所123人【志賀町】14カ所861人 【宝達志水町】1カ所29人  

【中能登町】3カ所97人 【計】400カ所23,650(前日比▲4,510)  

【いしかわ総合スポーツセンター】161人 【旅館・ホテル】7カ所227人   

■停電 珠洲市、輪島市、能登町、穴水町、七尾市で計18,000戸  

■断水 輪島市、珠洲市、能登町、穴水町、七尾市、志賀町でほぼ全域で断水。  

    県内約6万戸で断水が続いている。  

■第2回社民党現地対策本部会議(報告:長野県連合・布目ゆきお副代表より)

  

能登半島地震から10日、社民党石川県連合の災害対策会議に参加してきました。2019年の台風19号災害の経験から、何か役に立つことがあればとの思いからです。新幹線で向かいました。金沢市街地は大きな被害がなく日常を取り戻しているように感じます。  

発災から10日が経過、死者数は206人、災害関連死8人、安否不明者52人に胸が締め付けられます。全国から医療福祉チームや行政職員派遣が集中してきています。しかしながら、いまだ余震が続き、道路網が寸断される中、珠洲市・輪島市をはじめとする奥能登地域の被災状況の全容が把握できず必要な支援が必要な場所に行き届かない、何とももどかしい実態を痛感します。  

断水は10市町村で続いています。いまだ”ざこね”状態の避難所も多いようです。深刻です。  

被災地の行政機能が回復しない中、NGOやNPOの民間ボランティアの支援と連携が重要な局面だと思います。プッシュ型で入る支援物資は拠点に集結しているものの、奥能登地域の避難所にまで行き届かせることが喫緊の課題です。  

会議では、珠洲市、輪島市、七尾市、羽咋市、内灘町、金沢市の被災状況が報告され、とりわけ奥能登地域のきわめて厳しい状況の共有が図られました。報告では「役所の人が足りない」

「断水のためトイレ処理が大変」「ブルーシートはあるがシートをかける手がない」「避難所の排出ごみや災害ごみの収集を」「子どもたちの学びと心のケアーが大事」「ホテルや旅館への二次避難が斡旋されるが、片付けもできない住家、被災地を離れることができない」との声が相次ぎました。  

ブルーシートがけなどは外からの災害ボランティアの支援ができれば、解決につながるのですが、ネックはボランティアの移動手段です。ほんとにもどかしい限りですが、ピンポイント支援はありえそうですから、地元と連携したいと思います。  

被災地市町村の社協が設置する災害ボランティアセンターは、ほとんどが準備中です。市民ボランティアの登録は石川県ボランティアセンターで行われています。  

石川県連合では、12日に県知事への要望を準備、また福島党首らの志賀原発や被災地視察を15 日で調整しているとのことです。  

私からは、スフィア基準=「人道憲章と人道対応に関する国際的な最低基準」に基づく避難所運営、支援の隙間となりかねない半壊家屋等の在宅避難者や車中避難者の把握と支援、ライフラインの復旧に応じた災害ボランティアの受け入れや民間団体の受援体制のコーディネートの重要性(例えば、県社協によるボランティア団体の情報共有会議での調整)やアスベスト対策を含めた災害ごみの処理、被災者生活再建支援金上乗せの早期実施などを補強的に報告させてもらいました。  

次回は1月16日に予定されています。  

石川県を窓口にした義援金は10日現在で13億円だそうです。長野では今週末に街頭カンパ活動を計画したいと思います。  

能登半島地震社民党現地災害対策本部ニュース

NO1    発行:社民党石川県連合 金沢市芳斉2丁目15-15第1奥野ビル2F 

2024.1.6   TEL076-233-3360 FAX076-233-3391 
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第1回社民党能登半島地震現地災害対策本部会議

日時 2024年1月5日15時

場所 社民党石川県連合

 

(全国連合 渡辺)社民党全国連合は、1月2日に対策本部会議を結成。

(富山 島村)富山も被害があった。氷見市は断水が今も続いている。状況把握をしている。谷口氷見市議、上田高岡市議が氷見市内の調査に入っている。氷見は通行止めもある。高岡は落ち着いてきている。

(長野 中川)令和元年台風19号災害の時に北信越の仲間にも支援をいただいた。その経験が少しでも役に立つなら。その日のうちに災害対策本部を立ち上げ、自治体議員・総支部からの被害の状況や必要な支援を集約し、長野県対策本部に議会調査課を通じて連絡した。カンパは、社民党県連合として各被災自治体に直接届けた。土砂の撤去や災害ごみの分別などへの労働組合としてのボランティアがあった。

 

(盛本代表)

・本日、能登半島地震社民党石川県連合対策本部会議を設置。

・北陵高校の前の崖が崩れている。玄関前の道が崩れ落ちている。

・避難者33,500人。今後、金沢市内のホテルを避難所に準備する。

・元珠洲市議の北野進さん、6時間かけて金沢から珠洲市へ帰ることができた。

・七尾市までは行ける。富来まではいける。

・元金沢市議の山本さんの七尾の実家は通水したが、ほとんど断水中。

・輪島港、大きな船が入れないので、小型船で運搬している。

 

(森金沢市議)

・議会基本条例に基づく金沢市議会災害等対策会議が4日に行われた。

・全壊4件。10か所32世帯84人が避難中。他の避難所は閉鎖した。

・内灘町に近い小学校が避難所になっていたが、道路が破損し、近隣の公民館などに避難を変えている。断水が続いている。

・山科は、丘陵地の南部の団地は被害がない。鏡新町の崩落の復旧が課題。

・避難環境の支援。ガス発電を昨年4月1日に民営化した。高層の集合住宅で断水、ガスが停止していることを行政が把握できなくなっている。

・長期化が予想される中で、大型店の駐車場で車中避難者もいる。

・金沢市内の市営住宅、県営住宅への避難先の確保を。

・かがやき会(ホテルのネットワーク)で受け入れの調整をしている。金沢市外は県が調整、市内は金沢市観光課が担当する。

 

(清水内灘町議)

・人的被害は出ていない。避難者141人。

・元通りになるのかと思われるほどの被害。県道から中に入れない。

・断水7000軒から1000軒に減った。

・仮設トイレが回ってこずに困った。今は足りている。

・北部地区は高齢者が多いので、交通機関がだめで移動できない。

・学校の始業は一週間延期しては15日から。北部の学校は避難所になっているし、通学路が寸断している。インフラの復旧を急ぐべき。県道は北部の方がだめ。帰宅困難者が50人いる。空いている県営住宅を開放するよう要請している。

・災害があった北部となかった南部での意識の差があり、南部で「二十歳の集いを中止する」といったら親から文句が出た。

・輪島市、高田さんの自宅損壊、避難している。神戸さん大丈夫。園原さん大丈夫。道がつながらないところで安否確認できない。

・珠洲市、北野さん金沢にいて帰れなった。永田さん連絡が取れない。

・七尾、角三さん避難所。全港湾組合員が被害。

・羽咋市、浅野さん灯篭が倒れて避難所にいる。

・物資やボランティアの扱いを今後どうしていくのかが課題。県外ボランティアは県が受付、物資はロットの大きなものを受け付けている。市内のボランティアは、自己完結できる人は受け入れている。七尾市が物資を仕分けする人を募集している。

・かほく市、津幡町の道路の陥没がひどい。

 

(その他原発関係)

・志賀原発から10キロで震度7。志賀原発北部の放射線量15カ所測定不能状態。県が立入して正確な情報を流すべき。

・珠洲・輪島のモニタリングポストが機能していない。可搬式のモニタリングポストがあるが道路の状況で設置ができるのか。

 

(今後の対応)

・七尾、水がない。

・女性用の生理用品の支援を。

・福岡の社民党の議員の手配で、物資を福山運送で金沢まで運び、その先につなぐことができた。様々なルートを開拓する。

・チェルノブイリ連帯基金、アジア情報資料センター、世田谷区保坂区長からの支援要請がある。

次回1月10日(水)16時

1月1日、能登半島を震源とするマグニチュード7.6、最大震度7の大地震が発生しました。

1月5日午前9時現在で死者92人、行方不明者242人をはじめ、多数の家屋の倒壊や水、電気、ガスの停止、道路の寸断など、甚大な被害が明らかになっています。
亡くなられた方に心よりご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。

社民党全国連合は、この能登半島地震被災に対し、いち早く2日に、福島みずほ党首を本部長とする災害対策本部を設置しました。
これを受けて、本日(1月5日)、盛本代表を本部長とする現地対策本部を石川県連合に設置しました。 被災者・被災地とともに「現場の声」を第一に、一日も早い復旧・復興に向け全力で頑張ります!

 

【対策本部構成】

本部長  盛本 芳久(代表)

副本部長 浅野 俊二(副代表)  清水 文雄(副代表)  森 一敏(副代表)

事務局長 山口 俊哉(幹事長)

委 員  茶畑 芳郎(常幹) 高田 正男(常幹) 山本 由起子(常幹) 

坊 真彦(常幹) 宅本 門示(常幹) 吉藤 道章(常幹) 

     北野 進 (元県会議員・珠洲市議会議員)

     門前 徹 (輪島市議会議員) 松本 由理子(宝達志水町議員)

     坂本 順子(金沢市議会議員)

12月18日「志賀原発を廃炉に!訴訟」 第41回口頭弁論が半年ぶりに金沢地裁で行われました。時折雪混じりの冷たい雨が降る中、原告・サポーターは午後2時半に白鳥路入口に集まり、横断幕やメッセージボードを掲げて裁判所まで行進しました。

 

傍聴者でほぼ満席の法廷において、社民党県連副代表の清水文雄内灘町議が原告意見陳述を行いました。・原子力防災訓練ー「最高の防護策は原発を廃炉にすること」、・忘れてはならない2011.3.11に起きた、東日本大震災と福島原発事故、・ドイツではすべての原発が停止「脱原発」が実現、・内灘町八十出泰成元町長(2005〜2013)も「脱原発」などを要旨に、早期の結審と志賀原発の運転差し止めの判決を求めました。

 

口頭弁論終了後、金沢弁護士会館で報告集会が開催されました。今年3月、原子力規制委員会の審査会合で志賀原発の敷地内断層の活動性が否定されました。現在、敷地周辺の断層の審査が続いていますが、これらが動いたとき、敷地内断層への影響はないのか、弁護団からは事故の危険性を改めて追及していく決意が述べられました。

#志賀原発を廃炉に!訴訟 

 

12月9日、フレンドパークで、食・みどり・水を守るネットワーク主催の「アフリカ支援米発送式」が強風の中開催され、山本由起子女性局長が社民党を代表して挨拶しました。

休耕田を活用して栽培された米は、アフリカのマリ共和国へ送られると共に地域の子ども食堂へも提供されます。発送式の後は、収穫されたお米の一部を使って作ったおにぎりをいただきました。珠洲の塩を使ったシンプルな塩むすびですが、これがとびっきりおいしかったです!

「ご飯をおなか一杯食べる」ことが困難な人々がいまだに世界中でおびただしい数に上っています。ウクライナ、パレスチナなどの紛争地、干ばつの被害を受けている国や地域。「世界のすべての国の国民が等しく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」という日本国憲法前文の意味をかみしめたいものです。

#アフリカ支援米活動 

#食とみどりと水を守るネットワークいしかわ

#連合石川

 

12月9日の社民党石川県連合・軍拡増税反対県内キャラバンは、12月とは思えない晴天で暖かい絶好の街宣日和でした。金沢市武蔵が辻エムザ前からスタートし、野々市市、白山市、能美市、小松市、加賀市まで遊説し、以下の点について訴えました。

・イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの攻撃を即時停止!

・物価高騰対策は、消費税凍結、税金は暮らしに使え!

・自民党派閥の政治資金パーティー券裏金疑惑の真相徹底究明!

・馳 県知事の東京五輪招致での内閣官房機密費使用の真相究明!

・同じく、馳 知事の気多大社での神事である直会への「公務で参加した・・」発言の政教分離違反追及!

 

どこでも「頑張れ!」と多くの声援をいただき、ありがとうございました!

県民、市民の皆さんの国政、県政への不満が急激に高まっていることを感じさせられた党県連合キャラバンでした。

#社民党石川県連合 #税金はくらしに #軍拡NO! #即時停戦

 

 

1941年12月8日の太平洋戦争開戦の日を節目として「12.8戦争をゆるさず平和を考え行動する会2023年集会」を毎年開催してきています。山本由起子社民党女性局長が実行委員として参画し、盛本芳久社民党県連代表が連帯の挨拶を述べました。

 

今年の講演(オンライン)の講師は、清末愛砂さん(室蘭工業大学大学院教授/憲法学)。演題は「平和に生きる権利は国境を超えるーパレスチナとアフガニスタンにかかわってー」。

清末さんは、23年間にわたり、ガザのNGOと連帯した活動や絵画教室にも関わってきていらっしゃいます。歯切れのよい口調で参加者に多くの示唆と感銘を与えてくださいました。

 

日本国憲法の前文に謳われている平和的生存権の主体は「全世界の国民」である。

憲法研究者である<わたし>にとってのガザ入りの意味は、封鎖と黙認への挑戦・抵抗であり、憲法研究者としての矜持である。

「ガザが占領下で長年封鎖されてきた」という事実を忘れてはならない。過去16年の封鎖は「緩慢な窒息作戦」であり、現在は「あからさまな・急速な窒息作戦・根絶やし作戦・追放作戦」であり、「集団の破壊を意図するジェノサイドの道」である。

日本国憲法に基づき日本政府がすべきことは、自衛権の行使を前提にして、ガザの人道危機への対応をすることではない。「全世界の国民の平和的生存権」に基づき、ガザの人々が強いられている「恐怖」と「欠乏」をなくす行動をすることであると訴えられました。

#清末愛砂 #日本国憲法 #平和的生存権 #ガザ

 

衆議院北信越ブ 危機的な日本の農業と農村、食糧の自給率、米や小麦を巡る農政の問題点を訴え県内を周り、農業と食、地域を守るために奮闘している石川の農業者に会い、その現状を聞きました。

日本の米や農業のために世界を駆け巡り、佐渡でのトキの放鳥とトキ米の生産にもとり組んだ経歴を持つ農業のエキスパートであり自らを「百姓」と名乗る堀井さんですが、メモを取りながら説明を聴き、「大変勉強になった。もっと現場の声を聴かねえとだめだな。」と今後の活動強化を我々に伝え、3日間の石川での日程を終え新潟へと帰途につかれました。

これから石川のトキ放鳥などについて助言をいただく予定です。